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【マスコミの見せ方】旅番組での出会いは下調べ済み

NHKの『ニッポンぶらり鉄道旅』(技あり! 西武池袋線篇) を観ていたら、高橋愛がぶらり旅をして泥ダンゴづくりのアマチュアおじさんのところを「たまたまた」訪ねる……というような展開があった。

しかしこの泥ダンゴづくりのおじさんが何者なのかを調べていると、決して市井のユニークな人ではなく、まぁ結構な有名人(アーティスト?)なのであった。
どうでもいいといえばどうでもいいのだけど、全然純粋ぶらり旅ではなく訪問先は決まっているわけだ。広告ではないが一種「ネイティブ広告」みたいなものなのだ。だって『ブラタモリ』で登場する専門家は「〇〇大学の〇〇教授」として登場するわけで、決して通りがかりの人として登場するわけではない。それなのに『ニッポンぶらり鉄道旅』では、明らかに専門家である人が、旅人のルートにたまたま居たように登場した。

この「おじさん」が悪いわけではないけれど、番組づくりとしてはモヤモヤするものが残った。見せ方一つで受け止め方は変わる。敵に渡すな大事なリモコン♪……その”リモコン”は敵(?)に渡しちゃホントいけないなと思う出来事だった。


(参考)

「高橋愛さんの出ているYouTubeをみて、電話しました。僕は小学校5年生の時泥団子を二つ作って、玄関に置いてありましたが、一つを妹に壊されて、その悔しさをずうーっと抱き続けてきました。」「作りたくて検索して見つけました。」というような内容だった。
http://blog.livedoor.jp/a_terra/archives/46804105.html