カテゴリー別アーカイブ: 文房具

人のノートとりを笑うな

ノートをとる。
ポンチ絵を書く。
そんなの書く必要あるのかと言われる。

ああ、ダメダメ。

「そんなの書かないと覚えられないのか」とか。
「そんなの電卓に入れる必要あるのか」とか。
「そんなのカーナビの目的地に入れる必要あるのか」とか。
(場所は分かっていても予測時間が出したいから入れるワケ)

放っておいてくれ。
「世の中はどうでも勝手に棕櫚箒」(永井荷風「日和下駄」より)。

【雰囲気メガネ】カラバリまだ?

映画『バットマン ビギンズ』で、ウェイン財団が軍用に試作した乗り物 (砂漠用迷彩色) を試乗させてもらったブルース・ウェインが、まるで自動車ディーラーの客のように言う。

「これ、黒もあるかな」

そう、バットマンの乗り物にするには黒は必須(笑)。「だがそれ以外のスペックはすべて気に入った!」というシーンだ。
そんなこと、ときどきあるね(あるか?)。「あとは色だけに注文がある」。

雰囲気メガネというウェアラブル情報端末がある。
その製造には「パリミキ」ブランドを持つ三城ホールディングスが携わり、製品化の際にはパリミキの販路が活用される。

良さげなんだけど、白と黒しか無いんだな。第二次クラウド・ファウンディングで色が追加されたけど、白、黒、濃いグレー、濃いブラウンと、基本的に似たようなものなんだな(ただし内側に差し色も)。例えば初代プリウスなんかは、従来無かった外装色でも目を惹いたものだった。パリミキもう少し頑張ってほしいぞ。

https://www.makuake.com/project/funikiambientglass02/

打ち合わせノート幻想3

打ち合わせの議事録を作るには、どんなノート(冊子・メディア)があれば良いのか、朝な夕なに考えていました。

基本は、開業医は次々とやってくる患者のカルテを、いかに簡潔にまとめているのか……というものでした。

そうこうしているうちに、「上司が”唸る”議事録の書き方」というページを見つけました。
http://www.insource.co.jp/businessbunsho/gijiroku_by_insource.html

ここにはなかなか良いことが書かれています。
「一行置きに、すべてのことを記録しましょう」というわけです。

なお、「日付」「金額」はのちのち極めて重要です。
「重要でないな」とか勝手に判断せずに残らず、記録しましょう。

なるほどそれは大切です。

また、「誰が言ったか」は後で分からなくなります。忘れず記録(サイン)をつけておきましょう(私は良く似顔絵を描いていました)。

ふむふむ。画数の多い名前なんかは「MS」とか「AT」とかメモしていることが多い私ですが、もっと積極的に使うとイイですね。そして

ノート(ばらばらにならないタイプのものが良い)に1行飛ばしで、会議の最初から最後までを全部記録します。

ピンと来た。ここが大事。そうか、最初から「必ず1行飛ばしにする」というルールを導入することで、あとから整える時に変なところに書き足して訳のわからないノートになることは避けられそう。

で、実際の会議レジメや自分のA4ノート(場合によってはB5ノート)のことを考えてみると、必ず1行置きに書くルールを導入するとすぐに複数ページに渡ってしまうということが発生し、最終的に読み落としが発生したりしかねない。そこで思い出したのがこれ。

買ったものの、まだほとんど読んでいなかった一冊。
A3ノートなら、たっぷりの情報を書き漏らしたりページめくりすることなく一枚に収められるはず。


このハーネスだけでもほしくなる私は革小物ずき(笑)。
広げるとA3になるルーズリーフのほうが現実的だろうか。


ちょっと実践に移してみたいと思います。
他にも、冒頭でリンクを貼ったページには大事だと思えることが沢山書かれていましたのでじっくり読んでみたい。

打ち合わせノート幻想2(無知の知)

先日、「打ち合わせノート幻想」という駄エントリを書きました。
http://la2o3.oops.jp/everever/karte

そのなかで、月カレンダーなどが追いかけてくる(?)打ち合わせノートというものかは出来ないのか…?のような内容書いていたわけですが、いつも見逃せない『Sma STATION 文房具スペシャル』で面白いスケジュール帳が紹介されていました。

「Pat-mi 2016」(コクヨステーショナリー)
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/patmi_diary/

1か月ごとに分かれているのは全体の紙の量が増えてしまうことを解消するためもあると思われるが、ユニークなのは、月間スケジュールと週間スケジュールを俯瞰でき、その週間スケジュール部分をめくると月間スケジュールうちの該当週の部分が撥ね上げられ、次の週の週間スケジュールが現れるというシカケ。

これは例えばカレンダーアプリで似たようなものもあるのかもしれない。しかし「月間部分の一週分をめくる見開き形式」という発想はとても面白い。

あと、
「ジブン手帳」(コクヨステーショナリー)
http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/jibun_techo/

GTDでいうところの高度の高い「死ぬまでにやりたいこと」のようなものを書き留めるコーナーや、行ったことのある国を塗りつぶすページ、自分の家系図を作るページなどがある『LIFE』冊子、既存のCamiAppアプリと連携してデジタルデータ化もできる『IDEA』、そして毎週の「週間ダイアリー」にこれまた「月間ダイアリー」が小さく付いてくる『DIARY 2016』……これらを一つにまとめるようにできている。パスワードのヒントリストなど、「こういうものが欲しかった」と思えるページもいくつか見受けられる。

「紙の手帳は捨てなさい」なんて題名のブログのエントリとしては不似合いだが、サブ手帳として一冊持っていても良いかなと思える。


打ち合わせノート幻想

打ち合わせに継ぐ打ち合わせ。その果てには消耗の二文字しか無いのか?
それをどう「まとめ」に落とし込むのか。その時間をどう捻出するのか。そう考えているうちに、次の打ち合わせ時刻がやってくる……ああ、それが問題だ。

打ち合わせとはちょっと(いやかなり)違うが、開業医のカルテのつけ方に学ぶ、打ち合わせメモのまとめ方の本があったら売れるのではないだろうか。
お医者さんはすごいと思います。
次々とやってくる患者について、カルテにまとめる。また患者。また記入。また患者…すごい。

そして、そもそもまとめやすいノートというものがあったらこれまた売れるのではないだろうか。
書くべきことが書くべき場所に納まっていくようなノート。日付記入欄なんて簡単なものでなく、記入していくだけで、どんな打ち合わせもたちまちまとめ資料に変わる……とか? それは、もう持っているだけで心静かになるような打ち合わせノート(笑)。

それは衣服でいうと衣服SF『カエアンの聖衣』に出てきたような完璧なスーツの世界(あれも無茶な物語だったよなあ。もう30年近く前の作品ですか)。そろそろ、名前を書いたら死ぬノート(あれには文具愛が足らない)だけでなく、もうちょっと「書く(書き留める)」ということに主眼を置いたSFがあっても良いかも(歌うSFとか踊るSFとかあるように)。

ガッチャマンクラウズを貴方は観たほうがいい

ネットのありようについて興味のある私には『ガッチャマン クラウズ』はとても刺激的な日本アニメです。
昔のガッチャマンのことは一切忘れてご覧あれ。
超ポジティブ主人公(ど新人ガッチャマン)はネットとリアルを縦横無尽に駆け抜ける少女。素顔では街の消防隊長(小父さん)とフツーに仲良くなったりもしている。そして都市伝説的なヒーロー・ガッチャマンとは別に社会のインフラとなっているのがギャラックスというネットサービス。ここに登録しているメンバーは、日々「世界をアップデート」するために自分のスキルを登録して、人工知能「X」を従えるロードギャラックス(女装している、いわゆる”男の娘”)の指示で「報酬は名誉だけ」だとしても何か社会の役に立とうとしている。

ここまででもネットのありよう的にはかなりそそられるのだが、しかしそれだけではやはり物語は動いていかない。異物としてのベルク・カッツェが登場。「それ」はロードギャラックスにチカラを与えた者のようだが、同時に地球を亡ぼそうとしている。「それ」の登場に古参のガッチャマンは震え上がる。

あと、ツウ好みの文房具がチラチラと登場したり、ガッチャマンの通信・変身アイテム(ノート/手帳)がモレスキン調。

そんなわけで、波長の合う貴方には早いうちに(時代の気分とズレない、リアルタイムに近いうちに)観ておいてほしいのである。

まー、かく言う私も1~2年遅れでいまだに第6話とか第7話とかのあたりを何回も何回もうろうろしているのだけれど(Huluの話数管理がアレなので、どこまで観たか分からなくなる)。
既に続篇の『ガッチャマンクラウズ インサイト』もある。

Huluに入会していればそれで観るのが楽ちん。AppleTVでテレビ画面に映すとなお良し。
Amazon インスタントビデオはこちら。

Amazonは勝ってない。地方有力小売りが負けてるだけ。

これを買おうと思った。できればリアルショップで買いたかった。
しかし地域中核といえる文房具店に置いてないのです。
おまけに店員も、「写真を保護する封筒」と説明してもクッション封筒のところに案内しようとする。考えてみれば、写真というものプリントする習慣が少なくなっており、それを他人に郵送したりする機会もなければ想像力の限界を超えているのかもしれない。

次に、政令指定都市の多フロア文房具店(独立系)に行ってみた。
結果は同じ。置いてないし、店員もやはり想像力の限界を超えているようだ(苦笑)。


タイムリミットも近づいており、ここでダメならAmazonで注文するしかないなと思って東急ハンズ某店に電話をしてみる。「あります」と。即訪問。そして手に入りました「フォトガード」。
このような経緯があって考えてしまったのは、「Amazonって勝ってるの?」ってことだった。買おうと思ったものがはっきり決まっていて、あちこちウロウロしても手に入らないならさっさとAmazonに発注したほうが早くて安くなってしまうのは自明の理。小売店同士が連携して品物を融通するとか、その情報を一カ所に集約するとか、店員ももっと勉強するとか、そういうことが無いとますます地方有力小売りは負けていくでしょう。それはAmazonが勝っているからではない。

「文具コン」だ……と?

なんか面白そうな催しがあるようであるよ。

【企画してみた】文具婚を目指す文具コンを11/19(水)に開催します。男子チャンス。

中学時代にDUXの調節機能付き鉛筆削り+革ケースに出会ったのが運の尽き(?)だったなぁ……。文具好きでかつ革小物好きになってしまった。