カテゴリー別アーカイブ: 電子書籍/Kindle

【朗報】Kindleが悔い改め、表紙スタートに改善

Amazon Kindleでとても気になっていた(改善してほしかった)ことがある。それは、表紙がまるで単なるサムネイル扱いになっていて、Kindle本を開いてもその表紙からスタートする仕様にはなっていなかったことだ。表紙にはきちんと格を与えてほしいものだ。

それがなんと、気付いたら表紙スタートに改められていた。
これ、何度もAmazonに自分でも要望出していたけれど、そういうことをクレーム入れる人、入れないけど気になっている人、漠然とオカシイと思っている人などは全国的に沢山いたはず。

新規購入分の本を開いたときに本の開設やらレビュー点やらが出てくるのは不要っていうか邪魔だけれど、表紙でない変なところから始まる仕様をやめたのはとてもめでたい。

あとは、読後の書籍管理がもう少し洗練されていればなぁ……。
書籍管理の問題があるから、巻数の多くなることが多いことと、解像度の問題から、私はコミックスはKindleでは買いません。Booklive!で買っています(これも100点満点ではないけれど)。

本文とは直接関係ありませんが、一番最近買いたいと思っているKindleから小説一冊。

【約50%値下げ中】この際買っとけシリーズ【角川】

KADOKAWAの値下げセールっていってもそのラインナップはラノベとかばっかりで自分には買うべきものはほとんど無い……そう思っていた時期がわたしにもありました(笑)。ふと気付くと、自分の「お気に入り」待機しているものも幾つかヒットしとる。なので以下全部購入。


【フィクション篇】この際買っとけKindleポイント還元中20150927

Kindleポイント20%還元のフィクション篇(自分のウィッシュリストに入っているもの。紙で読んでるものも含む)。中身の保証せず。



















この際買っとけKindleポイント還元中20150926

ノンフィション部門・2015年9月26日16時現在、20%ポイント還元のおすすめ(っていうか自分が「お気に入り」に入れているもの)。
今日買った、買ってないものも含む。内容保証なし。

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nHK朝ドラ『まれ』は赤塚マンガなのか

もうすぐあの猫なで声ともおさらばだ。ワースト連続テレビ小説の名をほしいままにしている『まれ』。

なんだったんでしょうね。結局このドラマ。
そんなことを考えながらうとうとしているうちにふと思った。これ、古い赤塚不二夫マンガの実写化みたいな感じじゃないかね。スカスカの白いコマの隅のほうから主人公に対し可愛くない子役が「しっぱい〇〇〇〇世界一~」と連呼する。そういう絵が浮かんでしまったよ。
なんかね、顔が似てるかどうかでなく、赤塚マンガの画面のテイストが反映されている気がするわけ。

赤塚不二夫に失礼なのは重々承知。実験マンガとかいろいろ試しているのも知っている。でも……なんとなくね。
ま、どうでもいいことなんですけどね。早く『あさが来た』を観たいワ。

(参考)とてもよくまとまった記事。
「NHK朝ドラ「まれ」にイラッとする人の目線 ~その姿勢は公共放送に相応しいのか~」
http://toyokeizai.net/articles/-/85266



【差別(笑)】電子書籍なめられすぎ

「『an・an』最新号の電子書籍、これはひどい お目当ての佐々木希グラビア写真が全部カット」
http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0915/jc_150915_6018300666.html

そんなことより「傘が無い」……じゃなかった、そんなことより、例えば新潮社のKindleは紙版の装丁無視で全部統一の「全集のカバーはずしました」みたいな無味乾燥なものになってしまうことも糾弾してくれ。

ていうか、そもそもAmazonの場合だと、「表紙ってサムネイルのことでしょ」って扱いで、開いてみると「目次」、あるいは開いてみると「扉」、開いてみると「本文始まっとるやないケ!」ってことが常態化しとるわけで。

良い表紙・装丁は読書の宝((c)「良き想い出は心の宝」~TVドラマ『花嫁のれん』より)。なんだから腰巻き(帯)のままスキャンするようなこともやめてほしいし(腰巻き前提の表紙は除く)、映画化タイアップ・アニメ化タイアップの一時的な表紙は通常版と選べるようにするとかそれこそ「電子書籍(キリッ」なのだから選んで表示できようにするかさー(棒読み)。

2014年の資料です。

2010年の資料です。

「続篇はなくなりませんよ、正篇があるかぎりね!」(残念ながら)

「偽物はなくなりませんよ、本物がある限りね!」というのは偽物アートを扱うブラックジャック的アンチヒーロー(?)の活躍するマンガ『ギャラリーフェイク』に登場した或るライバルキャラの捨て台詞。

私は基本的に「続篇待ち望み厨」を冷やかな目でみる立場デス。
完結したばかりのテレビドラマやマンガを前に即座に「続篇があるとしたらこうする」とか言い出す連中はホント勘弁。
大感動熱血人情冷徹妖怪マンガ『うしおととら』が堂々完結した直後に「続篇…」と言い出したような人間とは絶対相容れない(実話(笑))。

尤も、続篇が無ければ生まれなかったキャラクターとかエピソードとか音楽とかいろいろ優れたものがあるのは確かです。
『帝国の逆襲』でのダース・ベーダーのテーマとかね。『宇宙戦艦ヤマト2』でのデスラーの各種名台詞とかね。『エイリアン2』とかね。『ターミネーター2』とかね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー2、3』(一本の企画)とかね。

なんだかマンガやハリウッド映画ばかりだな。
最近の良作テレビドラマではNHK『植物男子ベランダー』とその続篇『植物男子ベランダー2』。これはどうよ。
「1」は綺麗に終わっていたと思うぞ。植物男子こと中年バツイチの植物ライターであるところの田口トモロヲが、「なじみの花屋」の美人店員であるところの楓さんこと岡本あずさが留学してしまうかもしれないことが分かるなか、幻想の楓さんのところにベランダーが手をふりながら走っていくところでエンド(ネタバレ)。……なのに、なのに、「2」の始まりは、ベランダーが「久々にブログを再開」(そう、このドラマは、主人公のブログ語りという形になっているのだ。大抵の視聴者は忘れているけど)したときにノートPCの前で居眠りして見た夢が、「1」のラストシーンだということになっている。

おいおいおいおい、じゃあ「1」と「2」の間には数カ月くらいの時間が横たわっていることになるぞ。その間、「なじみの花屋」に行かないということは考えられないわけで、その間のエピソードは? じゃあ楓さんの留学話はどうなったんだ?ということもあるわけで、なんとも気に入らない「2」の冒頭だったのである。そしてそれは「1」ラストでの感動を汚す?ことでもあった。

こういうところが「続篇」の嫌いなところなんだよなー。『2010年宇宙の旅』では映画でもクラークの小説でも、アメリカとロシアの対決ってことになってしまっていたが、正篇たる『2001年宇宙の旅』ではディスカバリー号は決してアメリカの宇宙船ではなく国連の船だったはず(うろ覚え)。こういう、何か大事なことをなかったことにしてしまう方式の続篇は嫌いだ。

で、冒頭の言葉に戻る。正篇がある限り、続篇はなくならない。あきらめましょう。
(『植物男子ベランダー2』をその後は観てないのかって? いや、あればあるで「2」も観てます。しかも最終回は多部未華子がゲストで登場! 見続けてヨカッタ、続篇バンザイ! ……ぁんの話だっけ?)

『植物男子ベランダー』の原作はいとうせいこうの『ボタニカル・ライフ 植物生活』。いとうが念頭に置いていたと言われるのが、カレル・チャペック(『山椒魚戦争』や『R.U.R』の人)の書いた『園芸家の一年』です。
平成27年9月16日21時現在、Kindle版は20%ポイント還元になっています。

(ああ、そうそう岡本あずさといえば『勇者ヨシヒコと魔王の城』とその続篇『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』についても触れたいが、それについてはこのエントリの続篇で、…えっ???? ……やっぱり続篇って大事だよなぁ…(笑))

「電子」書籍なんてラララララララ

iPad発売当初……って5年くらい前? に、「キカイを揺らすとウサギの懐中時計が揺れるんですよ!」(キリッ)とか、そういった「電子」書籍にマスコミが食いついてたな。だけど数年たたなくてもそんなの「飽きるだろこれ」って分かるよな。そもそもそんなの「電子」書籍の本質的なことじゃあない。そう思っていたら案の定、いまそういったものはどこいけば買えるのかね……。

で、2015年の現在というか、Kindleでたくさんたくさん「本」を買ってみて問題となるものは、もっともっとつまらない点。
表紙に腰巻き(それも「映画化決定!」みたいな一時的なもの) が着いたまま電子化されるのは新書ではまだ良いかもしれないが、そうではないきちんと装丁されたものはやめてほしい。ていうか、それこそ電子版なのだから、腰巻きつけてみるもはずしてみるも読者の自由にしてほしい。ていうかそもそもAmazonは本の表紙を「サムネイル」としかみておらず、iPadの画面で楽しみたいが開いた当初に出てこないとか、新潮社みたいに表紙については逃げてしまっているところもある。これらのことのほうが問題。「電子」書籍になっても愛書家の気持ちは変わらず。売る側もそこまで考えてほしいワ。

というわけで、ダメ電子書籍の裏には発想がダメな人たちがいるんだなぁ……と思える負の記念碑的な本はこちら。