好きだったよ(過去形)ドラマ版『孤独のグルメ』

マンガとテレビドラマは違って良い。違って良いのだが、文法が同じではないのだからだんだんとハナについてくる部分もある。
マンガのコマでは一種時間が止まっているから好きなだけ独白したりしても良いのだが、ドラマの五郎は最近考え込みすぎで、その横で店の時間は流れているから視聴者から見ると単に「さっさと注文決めない人」になってしまっている。たしか原作ではさっさと決める人だったように思うが……。

音楽もパターンで繰り出しているだけで、ベンチャーズ風?がかかったらしめくくり…とかそういうあたりもマンネリの極みで、作るのは勝手だがあまりに原作のポリシーと離れてしまうのはあまり好きじゃない。いきおい、店選びも皿選びも原作マンガと違ってほとんど「はずさない」(失敗しない)。

久住(提供する原作の作品は好きだがこのオッサン本人は好きじゃない)の接待コーナー(でしょ)があるために「飲める」店がほとんどとなり、逆に五郎の「飲めるようで飲めない人」アピールが強調されていく。

とかなんとかいいながら観るんだけどね(´д`)。決して、ナゴヤでは第三シーズンからしか見せてもらえなかった怨みつらみじゃないよ。つらみと言えばツラミは美味いね(笑)。

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