“お年寄り向け”iPad講座なんてラララララララ

テレビのニュースが誇らしげに伝えている。ある自治体では”お年寄り”向けにiPadとかそういものの講座を開いたのらしい。まぁありがちなのだが。

だが、みんな(お年寄り)、何かiPadでしたいことがあるのか。
と聞いてみたとしても、そもそも「それ」で何ができるのかを知らないのだから答えようがないはずだ。
なら教える側は、”お年寄り”にどんなニーズ(iPadとネットがソリューションとなるニーズ)があるのか知っているのか。知らないだろう。
こんなんだからとりあえず「地図のみかた~」とか嬉々として教えてしまう。一般的な”お年寄り”はそんなに地図とか見ないぞ。ニーズがないもの。そんなに歩き回らない。そもそも地図は毎朝毎晩見たりしないしな。

だいたい、フリック操作とか「使いこなしかた」(受講者の弁)とか、教えても「ほー」「へー」と驚くだけでそのあとにつながらない。たとえば何がiPadで毎日こなしたい「キラー何か」なのか。それはね……「企業秘密」なので書きませんが(笑)。

↓全然ダメ
「高齢者にiPadを渡すときの5つのポイント」
http://kosukety.org/2013/06/26/five-point-when-give-ipad-for-senior/

とにかく、ピンチアウトとかして驚かせているだけでは、映画『僕らはみんな生きている』でプレゼンを受けている某国の幹部たちと同じなのだ。楽勝楽勝とウキウキしている真田広之に山崎努がしかめっ面で言う。
「明日もう一度プレゼンに行くぞ。さっきのはパソコンに驚いていただけだ。プロジェクトに驚いていたわけではない」(うろ覚え)。

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