日別アーカイブ: 2015年11月14日

【花燃ゆ】怪我の功名で『一会桑』について知ることができてラッキー


大河ドラマ『花燃ゆ』は、楫取素彦を「群馬の英雄」として顕彰するために制作しているのに、楫取がお茶の間的には無名すぎるので「『あべそうりのおひざもとだから長州をあつかった』みたいな体で行こう!」「女性が輝いてうんたらかんたらもからめよう!」ということで「幕末男子の殺し方育て方」というふざけたキャッチコピーで始まったところからすべてカモフラージュだったのだ。

まったく、制作発表から1年ちかく視聴者は騙されつづけたわけだ。
ちなみに10月現在放映されているエピソードのあたりでは、実際の楫取はあんなに髪の毛フサフサではないらしいです。

しかし、このドラマのおかげで、アンチ花燃ゆスレで私は初めて「一会桑」という言葉を知った。いや、ここ数年で「知っていてあたりまえ」の言葉になってきたようなのだ。そこで読んだのが前掲書『江戸幕府崩壊 孝明天皇と「一会桑」』だ。

これがこの2015年下期に読んだKindleの中でとても面白い一冊となった。
「大河ドラマ『一会桑』」っていうのを早く作ってくれと思うくらいだ。

一とは一橋慶喜。
会とは会津藩。
桑とは桑名藩(現・三重県北部)。

孝明天皇は考えていた。一会桑と協力しようと。
薩摩藩や長州藩も考えていた。一会桑を打倒しなければと。

この視点から著者のものがたりを読むと、学生時代にならった「大政奉還」と「王政復古」がなぜ別々なのか(同じじゃないのか)、どうつながるのか、その間にはなにがあったのが浮かび上がってくる。

残念なのは桑名藩についての記述が少なすぎること。実際問題「一会」が強い力を持っていたようだが、もう少し桑名藩について掘り下げてほしかった。
あと、「会桑」と尾張藩とのつながり具合から「愛知県・名古屋市」誕生(県名と県庁所在地が別々の名前)に至ったのだときいたことがあるがそのあたりは……この本に含めるのは無理がありますわな、すんません。

登山はもういいから下山番組希望(縦走でのたまたまの下山描写除く)

「人生下り坂最高!」は、NHK BSプレミアムの『こころ旅』(火野正平が自転車で旅をする番組)の有名なセリフである。

で、登山番組あるよね。
登頂して「バンザーイ!」して、エンドクレジットが出て終了……みたいな。

でも、登ったら必ず降りているはず。
そこを見せてほしいんだよなー。

『グレートラバース2』(縦走)ではたまたま下山するシーンとか少し出てきたけど。
例えば「日本百名山を降りる!」という、下山ファンに応える番組作ってくれたら受信料はそこに(ふるさと納税みたいに)払いたい。

(これは民放には期待できなさそうなのでNHK限定ね。だがテレビ東京なら…テレビ東京ならなにかやってくれるかも)