日別アーカイブ: 2015年10月4日

【介護拠点】期待するにはコンビニは継続性が保証されないだろ

BLOGOS 「『コンビニ介護』のこれから」
そんな中、ローソンが「ケアマネ常駐の介護コンビニ」を立ち上げました。
http://blogos.com/article/137026/
という記事があった。

コンビニに期待が集まる……という書き方だけれど、コンビニエンスストアは、地域における何か特別なことの拠点にするには店舗の継続性に問題があるだろう。
公立小学校が拠点になるならともかく、そのセブンイレブンが、そのファミリーマートが、そのサークルKが、来年もそこに店を開いているという保証が全く無い。書き手は分かっているのかそういうこと???

小学校ならともかくと書いたが、ものすごい山奥に行かなくても、普通の地方都市においても小学校校区はかなり広い場合が多く、それこそ小学校校区に3つくらいの拠点が無いと介護のナントカみたいには使えないだろう(遠くて)。

一方で、地域のステーションとなるべきスポットが、何か他の旧態依然としたものに事実上“占有”(失敬)されている可能性もある。
それら全てがコンビニに変われば良いというわけではないが、コンビニ経営をしてもおかしくないような伝統的酒販店とか。伝統的薬局とか。
そして酒販店があったとしてもコンビニ化できるような店舗敷地もなければ駐車場も無いというような場合は?

ここまで書いていて、酒販店というのは集落ごとに一つくらいはある重要なスポットであると確かに思えてきたが、ではそこをどう生かすのか(日本全国の集落において)。
国にそれを整備するだけの余分なカネなんてあるわけゃないしな……。伝統的酒販店のある場所には昔からの家が多くて余分に確保できる敷地もなく接続する道も狭そうだしな。

オチはありません。本当にローソンで役にたつのかどうか、冒頭の書き手のような(?)都市部生活者は都市部で何か考えてくれてれば良いが、それ以外のところは? はっ、……氏神さまなら、地域ごとにある氏神様ならなんとかしてくれるかも(チラッ