日別アーカイブ: 2015年10月23日

【両替商】朝ドラでしかできないこと、【取付騒ぎ】

観ましたか、観ましたか? 今日平成27年10月23日(金)のNHK連続テレビ小説『あさが来た』。

今日はまた特に両替屋視点の幕末/明治維新ものがたりです。

大同生命による「加島屋の危機と女性実業家・広岡浅子の誕生」
http://kajimaya-asako.daido-life.co.jp/asako/01-02.html
を参照すると、史実とはできごとの順番や重みが違うところも多々あるようですが、こまけーこたぁーいいんだよ(AA略)。

今朝の「両替屋視点の幕末維新」は例えば大河ドラマ枠では決してできない(似合わない)な。
そして先日の「米会所の旗振り」(通信)だって、朝ドラではちらりと出てくることで面白みがあるのであって、これを掘り下げるのは『タイムスクープハンター』の役割なのだ。

朝ドラには朝ドラの領分があり、タイムスクープハンターにはタイムスクープハンターの領分がある。見せ方がある。
そこを『花燃ゆ』は間違えている(言われ尽くしていることではありますが(笑))。

今日のストーリーが進んでいるころ、長州では大変なことになっているわけですよ。でも当時の大坂では詳しいところまで伝わってこないことでしょう。それでオッケー。しかし、これをもし『花燃ゆ』のスタッフが撮ったら、大坂の両替商に幕末志士たちが次から次へと絡んでくることでしょう。そんなことあるわけないわけで、いま朝ドラでやっているこの(現状の)「何が起こっているんですかねー(?_?)」って感じだけで十分なのだ。

そしてこのAmazonリンク先『高杉晋作の「革命日記」』を読むと、日記の部分を読まなくても「高杉晋作小伝」の部分だけでも杉文のスの字も出てこないよ。長州ものがどうしてもやりたかったら、例えばこの日記をもとに、フツーに高杉晋作のドラマを見せてくれれば良かったんじゃないのかねぇ(´д`)。傑物でもない人を、歴史の大転換点を舞台にした大河ドラマの主役(視点)に置いても、誰の得になるのかさっぱりわからん。結局見た目に「最初から大沢たかおと結ばれる運命だったのよ」というお話にならざるを得ない。