ネットのありようについて興味のある私には『ガッチャマン クラウズ』はとても刺激的な日本アニメです。
昔のガッチャマンのことは一切忘れてご覧あれ。
超ポジティブ主人公(ど新人ガッチャマン)はネットとリアルを縦横無尽に駆け抜ける少女。素顔では街の消防隊長(小父さん)とフツーに仲良くなったりもしている。そして都市伝説的なヒーロー・ガッチャマンとは別に社会のインフラとなっているのがギャラックスというネットサービス。ここに登録しているメンバーは、日々「世界をアップデート」するために自分のスキルを登録して、人工知能「X」を従えるロードギャラックス(女装している、いわゆる”男の娘”)の指示で「報酬は名誉だけ」だとしても何か社会の役に立とうとしている。
ここまででもネットのありよう的にはかなりそそられるのだが、しかしそれだけではやはり物語は動いていかない。異物としてのベルク・カッツェが登場。「それ」はロードギャラックスにチカラを与えた者のようだが、同時に地球を亡ぼそうとしている。「それ」の登場に古参のガッチャマンは震え上がる。
あと、ツウ好みの文房具がチラチラと登場したり、ガッチャマンの通信・変身アイテム(ノート/手帳)がモレスキン調。
そんなわけで、波長の合う貴方には早いうちに(時代の気分とズレない、リアルタイムに近いうちに)観ておいてほしいのである。
まー、かく言う私も1~2年遅れでいまだに第6話とか第7話とかのあたりを何回も何回もうろうろしているのだけれど(Huluの話数管理がアレなので、どこまで観たか分からなくなる)。
既に続篇の『ガッチャマンクラウズ インサイト』もある。
Huluに入会していればそれで観るのが楽ちん。AppleTVでテレビ画面に映すとなお良し。
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