日別アーカイブ: 2015年9月29日

【カメラ】ライターは自分の経験だけに引っ張られないように

「【コラム】昭和~平成を駆けた伝説のカメラが“技術遺産”に…」
http://www.cosp.jp/news.aspx?id=342&p=2
『コスプレーヤーズ・アーカイブ』内

カメラだったら当然あるべき機能が、「写ルンです」にはありません。
・ズーム機能が無いので、寄って撮りたい時は、自分で被写体に寄って行く必要
があった。
・ピントや露出調整が無いので(パンフォーカス)、若干ぼやけたり、特に室内
では暗い画になりやすい。独特の味と解釈する人も。
・フィルムの自動巻き機能が無いので、1枚撮るごとにカリカリとダイヤルを回し
て、フィルムを巻かなければならない。

コスプレサイトの中で、「写ルンです」についてかなりこじつけて書かれただけの記事だから目くじら立てることはないのだが、見てしまったら言いたくなるのも人情。一言で言うと、「ピッカリコニカとかdisってんの?」ってこと(笑)。

「カメラだったら当然あるべき機能」……って大きく出たな、まぁ(^^;。
「ズーム機能が無い」
単焦点レンズしか付いていないカメラはいくらでもあるのヨ(あったのヨ)。
ズームってのは別に被写体に寄るための機能じゃないし。ピッカリコニカになる前のコニカC35で38mmレンズ固定で36枚撮りフィルム100本くらい使ってから言え(^
^;。

「フィルムの自動巻き機能が無い」
“自動巻き”……腕時計かっ(^^;。
フィルムは巻くもんだ。ミルノタXEで36枚撮りフィルム100本くらい使ってから言え(^
^;。
「あー、巻いてなかったー」ってのは別に写ルンですの専売特許じゃござんせん。

人間はホント、自分と周りの経験(あと不確かな記憶)に引っ張られる生き物ですね。
いまだとデジタル機器の記憶、少し昔だとこうやってカメラとかですね。自分が使ったことがある、親が使っていた、友達が使っていた……そういうものの記憶だけでリンク先みたいな記事を書いてしまう。自分でも気をつけたいデス。

古いけど写真とカメラ好きには訴えかけるところの多いマンガの一つがこれ。

これは私のある意味バイブル。

……と、このエントリを書いていてもう一つのバイブル的マンガが合本Kindle化されていることを知る。涙がちょちょぎれる。しかしAmazonレビューでもまた”コスプレ”がどうのこうの書いてある。なんなんだ今日は。

Google Photosが呼び起こす(掘り起こす)もの

いついつの想い出として、GooglePhotosさんが昔の写真を掘り起こしてくれる。悲しい写真ではなくとも、この時は失敗せず粗相なくよかった、つい先日もこのようになればよかったのにと、悔恨ばかりを呼び覚ます場合もある。良いのか悪いのか……。